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新車購入の注意点まとめ【2018年版】

新車を購入する前の注意点ってある?

新車を買う予定なんだけど、注意しておくべきことって?

これから新車の購入を検討されているという方の中には、こんな風に考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は自動車業界の片隅で働く筆者が新車購入の注意点についてまとめてみました。

早速、見ていきましょう。

試乗での注意点 -車の乗り心地など-

まず、車の乗り心地については、個人差がありますので営業トークや他人のレビューだけで決めるのではなく、必ず自分の体や手や足を使って、調べられるだけ調べた方がいいと思います。

例えば、”スポーティ”さを売りにしているSUVやクーペなどは予想外にシートが堅く感じたりして、運転が疲れる・・といったことは少なくありません。

また、車の基本動作である”進む・止まる・曲がる”の3つがキチンとできているかどうかは注意深く見ましょう。

そんなのできて当たり前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、工業製品であるクルマも初期不良がないとも限りません。(実際、国土交通省のサイトでは発売、間もない車のトラブルも少なからず寄せられています。)

参考/自動車のリコール・不具合情報 -国土交通省-

ハンドル操作に少し違和感がある、ブレーキの効きが若干気になる、少しふらつきがあるといった新車は避けた方が無難です。

昼と夜での乗り味を確認する

昼と夜の「雰囲気」の違いは、それほど気にされる方も少なくないかもしれませんが、実は結構、重要です。

例えば、昼間は走りやすいと思っていたクルマが、夜になると一転、運転にストレスを感じる・・・というのは、珍しくありません。

ライトの明るさやライトの位置などを確認しましょう。

特に目が悪い人や交通量の多い道路や狭い道路を通らなければいけない人は、夜の運転の雰囲気は購入前にチェックしておいた方がいいでしょう。

先進安全技術などの機能面

近年の自動車に搭載される高度なソフトウェアの数々は必ずチェックしておきたいところです。

自動運転、誤発進抑制機能、レーンキーピング機能、駐車アシスト機能、アクセルとブレーキの踏み間違い機能、歩行者検知機能付の衝突回避支援システム、ドライバーの疲労モニタリング機能など、安全性能は予算の許す限り、利用したいところです。

自動車保険もそうした先進安全技術搭載のクルマを使用することで、コスト負担が軽くなったり、年数を重ねれば等級へのプラスの影響を与えるでしょう。

自動車ローンの金利

新車は現金一括で買うことにしているという方は別として、自動車ローンを借りる場合は、ディーラーに言われるがままに借りるのではなく、少し手間が掛かりますが、借り入れ先を比較した方がいいでしょう。

金利が0.1%~0.5%であれば、仮に1000万円の新車を購入したとしても返済期間がそれほど長くなければ、影響は心配するほどではありませんが、2%違うと累計で数十万円単位で返済額に違いが出てくることがありますので、注意したいところです。

ローンの金利/5年払い3%5%
ローンの残額/100万円月額/17,969円
総額/1,078,121円
月額/18,871円
総額/1,132,274円
ローンの残額/200万円月額/35,937円
総額/2,156,243円
月額/37,742円
総額/2,264,548円
ローンの残額/300万円月額/53,906円
総額/3,234,364円
月額/56,614円
総額/3,396,822円
ローンの残額/500万円月額/89,843円
総額/5,390,579円
月額/94,356円
総額/5,661,336円
ローンの残額/700万円月額/125,780円
総額/7,546,818円
月額/132,098円
総額/7,925,887円
ローンの残額/1000万円月額/179,687円
総額/1,078万円
月額/188,712円
総額/1,132万円

なお、残価設定ローンで購入を検討されている方は、「新車を残価設定ローンで購入するメリットとデメリット~リスク対応策も~」の記事を参考にしていただければと思います。

リセールバリュー(再販価値)を調べておく

買う前から売る前のことを考えるの?」なんていう意見もあるかもしれませんが、車の買い替えのときに売却価格が安いよりは高い方がいいですよね。

例えば、ハイブリッドカーや一部のSUV(トヨタのランドクルーザーやスズキのジムニー)、マツダのディーゼル車などはリセールバリューが高いことで知られていたりします。

事前に「ズバット車販売」や「ガリバー」などの中古車探しの人気サイトで調べておくというのも一つのアイデアかもしれません。

車両価格の割引と購入タイミングについて

自動車は最も景気に敏感な商品の一つで、車両価格も、そしてその値引きも購入するタイミングによってかなり変動します。

結論から言ってしまいますと、景気が悪いときは販売台数が伸び悩むことから、ディーラーの割引率が高くなったり、車両価格そのものがはじめからディスカウントされていることが少なくありません。

一方で、ボーナス支給直後の7月や12月、そして景気のいいときなどは売り手も強気なので、車両価格や値引き率は期待しない方がいいでしょう。(そんなときに格安の提案があるときは、”何か”あると思った方がいいです。例えば年季の入った在庫車など。)

また、普段のランチや買い物で数百円や数千円、数万円の差で悩んだりしている人が、新車購入の話になると、とたんに気が大きくなってしまって、十万円単位の金額にすら脇が甘くなりがちですので、オプションやグレード設定なども慎重に考えるべきです。

なお、値引きについては現金一括よりも自動車ローンで購入した方が、ディーラーにはマージンが入るため、値引きされ酸い場合があります。

自動車税や自動車重量税などの減税

新車購入にあたって、税金のことを考慮するなら、燃費が良く環境にやさしいエコカーは十分チェックするに値するポイントになります。

ご存知の通り、”税金が走っている“と揶揄されるほど、自動車には様々な税金がかかっていますが、国土交通省が提唱するグリーン化税制ではハイブリッドカーや電気自動車などで幅広く免税や減税措置が用意されています。

下記は13年目以降にかかってくる税金とエコカーを新車で購入した場合の自動車税と自動車重量税を3年分で比較表で、その差は歴然です。

税金13年経過したガソリン登録車エコカー(新車購入)
自動車税
(総排気量2リットル以下)
45400円0円(初年度)
自動車重量税/3年
(~2,000kg以下)
40000円0円

※グリーン化税制とは、自動車の環境負荷に応じて自動車税の税率を軽課または重課する特例措置のこと。(参考/自動車税のグリーン化税制(重課)-東京都主税局-)

自動車ローンの頭金について

自動車ローンの頭金は多ければ多いほどいいでしょうか?筆者は必ずしもそうは考えていません。

手持ちの現金を減らさない、低金利であれば”時間を買う”といったメリットがあったりします。

一方で、フルローンで新車を買った場合には毎月の支払いが重くなったり、手数料が増えるといったデメリットがあります。

頭金については経済情勢やタイミングなどを考慮しながら、慎重に判断したいところです。

参考/新車を頭金なし(ゼロ)のフルローンで買うときのメリットとデメリット

クルマの買い替えはディーラーへの下取りだけでなく買い取り店とも比較しよう

ご存知の通り、中古車の買取価格は車種、走行距離、年数、地域、景気、車の状態など様々なポイントで決まります。

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そのため中古車の買取価格は、買取先により大きな価格差が出ることも珍しくありません。

もちろん、それにはディーラーも含まれますので、中古車を少しでも高く売却するには、メーカーのディーラーだけに下取り依頼をするだけでなく、複数の買取専門店に査定を依頼することが必須といえます。

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「いくつも見積りを取るのが面倒・・」という方は、例えばナビクル車査定カーセンサーなどの一括査定サービスから一括査定を申し込み、複数の買取専門店から出張査定をしてもらい、見積もり価格を比較検討するというのも一つの方法です。

よほど遠隔地でなければ、出張料、査定料なども無料ですので、使わない手は無いかと思います。

オプションやトラブル対応について

新車購入時の楽しみの一つに様々な「オプション」がありますが、それと同時に気になるのが、何かトラブルがあったときの修理や交換ではないでしょうか。

中でも販売数量が少ない自動車は純正パーツが高価だったり、修理できるエンジニアが少なく、”工賃”が高くついたり、交換に時間が掛かったりと、何かと不便なことが少なくありません。

販売から管理までのサポート体制がどうなっているのか?

メーカー保証の範囲はどこまでなのか?

そういった点は事前にしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。

自動車保険(任意)について

新車を購入するときに、ディーラー経由で任意の自動車保険に加入するという方もいらっしゃるかと思いますが、保険もできれば比較した上で加入した方がお得です。

ドライバーの使用目的や、年齢、家族構成、走行距離、特約などにより保険料が、かなり変わりますので、インターネットの一括見積サービスなどを利用して、補償内容と保険料をじっくりと検討したいところです。(参考/無料の自動車保険一括見積もりサービス)

自動車保険の保険料を安くするコツを網羅的にまとめたページをご用意しておりますので、「自動車保険の保険料を安くする方法のまとめ」も参考にして頂ければと思います。

『超お買い得』な中古車を優先的に手に入れる方法

中古車を購入するなら、状態が悪くて割高な車両ではなく、質が高くて価格が手頃なクルマを手に入れたいですよね。

そんなお買い得な中古車を見つけるには、ちょっとした"アイデア"が必要になります。それは世の中になかなか出回らない「非公開車両」をターゲットにすること。

厳しいプロの目から見てもお買い得でクオリティの高い中古車は、公開されることも、宣伝されることもなく、その情報にアクセスできる人の手に次々と渡っていきます。

そんな「非公開車両」を特別に紹介してもらえるサービスが今、ネットのおかげで簡単に利用できるようになってきました。

無料登録を行って「返品OK、最長10年保証」といった条件を伝えれば、プロが優先的に質の高い中古車を紹介してくれます。

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まとめ

「新車購入の注意点まとめ」と題してお送りしてきましたが、いかがでしょうか?

これから新車の購入を検討されている方に参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

買い替えを検討されている方へ

つい先日、筆者が一括査定で複数の買取会社に査定依頼してみたところ、一番高い会社と一番低い会社の価格差が、全く予想外の19万6千円にもなりました。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。