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後悔したくない!新車購入の前にチェックしたいポイント~5つ~

新しい家、新しい服、そして、新しい車と「新しい」と名がつくものには、何とも言えない清々しさと高揚感を感じる人も多いと思います。

また、新車と言えば、近年の情報通信技術や素材開発の革新とともに、”感嘆”してしまうほどの乗り心地をいち早く体感できたりするのも魅力の一つです。

他にも様々なな魅力があふれる「新車の購入」ですが、実は注意点もあります。例えば、車種によっては、値下がりが急激だったり、買った後にサイズについて、後悔するというケースもあったりします・・。

そこで、今回は、新車購入後に後悔したくない!という方のために、購入前にチェックしたいポイントを整理して、見てみたいと思います!

1.値崩れしにくい車とは

新車を購入するときに、気になるポイントとして数年後いざ、売ろうと思ったときに「価値」があるのか、つまり値下がりするのか、しないのか?、あるいは値上がりするのか?という点があると思います。

例えば、家やマンションでも、立地や周辺環境などにより、値下がりしにくく、むしろ、値上がりしたりというケースがあるように、自動車にも値崩れしにくい車があります。

では、どういった自動車が値崩れしにくいのでしょうか?

自動車に限らず、中古車市場は基本的に需要と供給のバランスや景気などに影響を受けていますので、この車であれば常に大丈夫!ということは有り得ませんが、特徴としては、下記の表になります。

売りたい人が多い売りたい人が少ない
買いたい人が多い〇(買取価格/普通)◎(買取価格/高い)
買いたい人が少ない×(買取価格/安い)△(買取価格/やや安い)

一目瞭然ですが、売りたい人が少なく(あるいは市場に十分な台数が存在しない)、買いたい人が多い中古車が最も価格が高く<なります。

それを踏まえた上で、考えられるポイントを挙げてみたいと思います。

〇市場に出回っている数が少ない一定の人気があるブランド車・・中古市場に出回る数が十分に供給されない

〇色は白(ホワイト)か黒(ブラック)・・買いたい人が多い

〇排気量が少ないなどの省エネ車・・買いたい人が多い

〇エンジンの価値が高いなど実用性がある・・・買いたい人が多い

〇居住性の高い軽自動車・・・買いたい人が多い

実際にネットや雑誌などで取り挙げられる車としては、スズキ ワゴンR、ハマーH1、メガクルーザー、ランボルギーニ、フェラーリ、 ハイエース、R34GTR、レクサスLS、ポルシェ911などが挙げられます。

2.新車購入と資金計画について

有名な芸能人やスポーツ選手たちの成功の代名詞とも言える、高級車。車に詳しくない人でも、一見して伝わってくるその高級感は、成功の証として憧れの一つと考えている人も決して少なくないと思います。

しかし、そんな羨望の対象である高級車も、中には購入後に後悔する・・といった人もいます。

例えば、筆者が知っている人の例としては、

・外資系のサラリーマンでたまたま営業成績が良かったときに、高級外車(だけでなく、家や家具、服なども)を購入、しかし、業績悪化とともに所得が年々、減少した結果、最終的には後悔しながらも、高級外車を手放すことに・・。

・子供なしの共働き夫婦が共通の趣味であるドライブのために、国産の高級車を購入。しかし、直後に、家族の介護や転勤などが重なり、車の維持費など家計の余裕がなくなり、結果的にすぐに高級車を手放すことに・・。

・事業がうまくいっているときに購入した高級車を事業低迷で手放した経営者

などなど。

資産家で毎年の配当金など恒常的に所得がある方を別としますと、一時的な所得の増加に伴って高級車を購入し、後で手放すといった例は、読者の方も耳にすることも少なくないと思います。

中古車の購入に比べて、値段が高くなりがちな新車購入は、支払い計画やその後の維持費についても自分の所得状況に応じて、慎重に判断したいところです。

3.どんなシーンで利用するのかを吟味する

新しい家を買うと、友達や家族を招待して・・・と、お披露目をしたくなる人が多いように、新車を買う前や買ったばかりのときは、色々な人を乗せることを考えたり、実際に乗せてドライブしたりすることもあると思います。

また、新車をはじめて購入する方の中には、年末年始やお盆には、家族も集まったりするし・・、居住性の高い広い空間のある車がいいかも・・といった考える方もよく見受けられます。

それ以外のケースでは、積載率が高い車を購入すれば、週末にコストコのような大型ショッピングストアなどで沢山購入することができるし、買い物をこれまで以上に楽しめるので、少し大きめのトランクがある車がいいかも・・・といったこと考える方もいます。

そういった利用シーンを考えるのは、とてもワクワクしますが、ついつい、不必要に大きめの車を買ってしまうことに繋がったりします。

実際のところ、冷静に現実を見つめ直してみますと・・。

〇友達を車に乗せるのは何回あるだろう・・

〇年末年始やお盆とは言え、実際のところ、年間のうち何日のことだろう・・・

〇買い物には役立つけど、そこまで行くのが意外に遠くて、面倒くさい・・

〇3列目シートを使うことは、一体どれくらいあるだろうか・・

〇週末の家族とのドライブは、意外に回数が少なかった・・

などなど。新車を買うときは、ワクワクしていたものの・・、冷静に考えてみると、1年間のうちの数日のために、割高な買い物をしてしまって、後で後悔するというのは、意外にあったりします。

自分の家族構成やライフスタイルにあわせて、利用シーンは慎重に吟味したいところです。

4.新車の値引きについて

たまに新車は値引きされないと考える方もいますが、新車だから値引きされないということは、決してありません。値引きについてのポイントを下記に整理しておきます。

〇複数のディーラーから見積もりを取る

複数のディーラーから見積もりを取ってみるだけで(その時に相見積もりであることを伝えてもOKです)、価格差があることを実感できると思います。

注意点としては、実際の価格を相見積もりのディーラー同士に提示することは早い段階では避けた方がいいかもしれません。手の内を見せるのは、ギリギリまで待ちましょう。その方が、より有利な交渉を進められることが多いです。

〇買うタイミングは、景気がいいときより悪いとき

また、新車の価格も景気に左右されることが決して少なくありません。実際に景気が落ち込んだ時には、メーカーが販売店への販売奨励金(インセンティブ)を増やすことで、最終的な購入者への割引を増やすことで、新車の販売を伸ばそうとすることは、よくある話です。

景気が悪いときは、またローンの金利が低いときが多く、ローンを組む際にも有利なことが多いです。

景気の良し悪しの判断材料としては、日本銀行が金融引き締め(金利の引き上げ)期、金融緩和(金利の引き下げ)期にあるのか、株価の水準、失業率の水準などが参考になると思います。

〇決算期末の直前2~3月はチャンス

日本の自動車関連業界の会社の多くは3月末が本決算です。本決算前には、メーカーも販売店も業績をよくするために2~3月は販売におのずと力が入ります。

新車、中古車とも販売促進の名のもとに、営業活動が活発になり、新車は値引き幅が大きくなるケースが少なくありません。

〇モデルチェンジはチャンス

モデルチェンジが価格に与えるものと言えば、パソコンが良く知られていますが、新車も価格に与える影響が大きいです。

さすがにパソコンのように、春、夏といった短いスパンでモデルチェンジはありませんが、数年おきに行われるモデルチェンジの切り替えタイミングは狙い目です。

新モデルが出た瞬間に旧モデルを購入すれば、旧モデルは値段が下がります。ただし、この買い方の場合は、新モデルの方は諦める形になりますが・・・。

〇ネットも活用する

新車だからと言って、リアル店舗だけが選択肢ではありません。車という大きな買い物ですが、ネットを利用しないという手はありません。

欲しいと思った新車がネットで知ったある販売店でかなり安い値段で販売されていることが分かったら、交通費を掛けても行ってみる価値はあると思います。

仮に百万円以上の新車を購入予定で数万円の交通費は決して安くない経費かも知れませんが、値引き額が大きい場合は得する場合がほとんどでしょう。旅行も兼ねて行ってみるという手も十分ありだと思います。

〇自動車保険の加入や見直し

新車を購入する際は、任意の自動車保険に加入したり、入り直したりするという方も少なくないと思います。

実際、自動車保険の加入は、販売店のバックマージンになることも多く、割引の材料の一つになります。

〇現金一括よりもローンによる購入

金利の支払いのこともありますので、一概には言えませんが、現金一括とローンでの購入では、ローン購入の方が、値引きの可能性が高いです。

こちらも自動車保険同様、販売店にバックマージンが入るためです。

5.オプションやトラブル時の修理などについて

新車購入時の楽しみの一つにオプションがありますが、それと同時に気になるのが、何かトラブルがあったときの修理や交換ではないでしょうか。

そういった意味での安心感としては、よく売れている車は有利です。販売数量が少ない自動車はオプションが少なかったり、純正パーツが高かったり、故障時の修理代が高くついたり、交換に時間が掛かったりと、何かと不利なことが多いです。

よく売れている車は、メーカーもそれだけ販売から管理までの体制をしっかりと構築していますし、修理の際や、交換などのサポートも整えていることが多いです。

例外としては、売れている車でも突発的にリコールなどが起きたりしたときは、逆に売れている車ということで、数量が重なって、時間が掛かったりすることがありますが、可能性としては、それほど高くありません。

ちなみに、今どんな新車が売れているかを知るには、下記の日本自動車販売協会の販売台数ランキングのページが便利です。

日本自動車販売協会連合会 -新車乗用車販売台数月別ランキング-を見る

もしも、車が予想外に高く売れたら・・・?

つい先日、筆者が一括査定で複数の買取会社に査定依頼してみたところ、一番高い会社と一番低い会社の価格差が、全く予想外の19万6千円にもなりました。

買い替え前にチェックしておいて本当に損せずに済みました。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。