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車検切れ・自賠責保険切れの状態から自賠責保険に加入する方法

「うっかりしていて車検切れ・・・さらに自賠責保険も切れてしまっていた・・・」

車検は原則、免許証などと異なり更新通知が届きませんので、上のような状況になってしまった・・・という方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、今回は車検切れ・自賠責保険切れの状態から、自賠責保険に加入する方法について見ていきたいと思います。

自賠責保険に加入にあたって必要なもの

自賠責保険に加入するにあたって必要となるのは2つだけ。

「車検証」と「自賠責保険料の支払い」になります。

自賠責保険料は「自動車損害賠償保障法」という法律でその料金が定められておりますので、どこで支払いをしてもその料金は同じになっておりまして、下記の通りとなっています。

自賠責保険料
(2017年4月改定)
(※沖縄県・離島を除く)
自家用乗用車(普通車)軽自動車
37ヶ月36,780円35,610円
36ヶ月35,950円34,820円
25ヶ月26,680円25,880円
24ヶ月25,830円25,070円
13ヶ月16,380円15,960円
12ヶ月15,520円15,130円

車検切れの車の自賠責保険は25ヶ月で加入する

ただ、一点、注意点がありまして、それは自賠責保険に加入するときの「自賠責保険の加入期間」です。

車検切れの自動車の車検を通すことを考えますと、流れとしては

1.自賠責保険に加入する

2.車検を通す

という風になります。

そして、仮に同じ24ヶ月という期間で加入しますと、自賠責保険の加入と、車検を通すまでの間に時間差が生じてしまい、2年後に”先に”自賠責保険が切れてしまう・・・という困った状況になってしまいます。

そこで、車検切れの車両で自賠責保険に加入するときは

1.自賠責保険に25ヶ月で加入する

2.車検を通す(次回の車検まで24ヶ月有効)

という形で加入することが一般的となっています。

<補足> 正確には、仮ナンバー取得中の自賠責保険は「商品自動車」として最短5日間の契約を結び、車検を受けるタイミングで「自家用乗用車」として車検を受ける日から25ヶ月以上の契約を結ぶという形になります。

上記の点だけ注意して、自賠責保険に加入して頂ければと思います。

車検切れの車の自賠責保険はどこで加入する?

自賠責保険に加入する場所として、もっとも分かりやすいところと言えば、最寄りのガソリンスタンドやカー用品店などでの自賠責保険の加入ということになるかと思います。

また、それ以外では近くの中古車販売店やネットで探すという手もあります。

もし、自賠責保険の加入だけでなく、任意保険の加入を考えていたり、任意保険の自動車保険料を見直してみたいという場合は、ネットで探すというのが便利かもしれません。(参考/無料の自動車保険一括見積もりサービス)

任意保険を提供している保険会社のほとんどは、自賠責保険も提供していることが多く、任意保険と自賠責保険を一緒にお願いすると手続きを一括で済ませられますので、便利です。

自賠責保険の加入から、仮ナンバーの取得、任意保険の加入、車検までの流れとしては、下記の通りとなります。

1.自賠責保険に加入する(25ヶ月)

2.仮ナンバーを取得する

3.任意保険に加入する(※)

4.車検を受ける

※仮ナンバーで任意保険を掛けることができる保険会社は下記のような会社があります。

三井住友海上
東京海上日動
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

車検切れの車で仮ナンバーを取得するまで

車検切れの車で仮ナンバーを取得して車検を受けようと考えている方へ。

仮ナンバーを取得する方法から、車検を受けるまでの流れを詳しく解説したページを用意しておりますので、車検切れ車両の仮ナンバー取得までの手続きまとめ」より参考にしていただければと思います。

仮ナンバーを取得して、車検を受ける方法は少し手間はかかりますが、手続きもそれほど難しいことがなく、車検業者に引き取りに来てもらって車検を受けるよりは費用も安くできるますので、おすすめです。

自賠責保険切れの罰金などについて

自賠責保険切れは、車を公道で運転しなければ、それだけでは特に罰則や罰金があるわけではありません。

ただし、自賠責保険切れの状態で警察に捕まってしまうと重い罰則と罰金が待っていますので、絶対にやめておきましょう。

どんな罰則や罰金が待っているのかということを詳しく解説したページを用意しましたので、「無保険運行の点数と罰金~自賠責保険に未加入の場合~」の記事を参考にしていただければと思います。

自賠責保険切れの検挙・摘発について

また、国土交通省は自賠責保険切れによる交通事故の賠償額が毎年、高額になっていること、そして、その支払いが累積で大きく膨らんでいることから、自賠責保険切れの検挙・摘発を強化しています。

幹線道路などにあるナンバー自動読取装置などを使っての摘発など、詳しくは「車検切れの取り締まり・摘発・検挙を国土交通省が引き続き強化中」の記事を参考にしていただければと思います。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。