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スタッドレスタイヤを装着している車を買取業者に売る方法について

スタッドレスタイヤを装着している車を買取業者に売る方法について

冬場では大活躍することの多いスタッドレスタイヤ。

今回は車の買い取り査定業者に売るときの査定額への影響を考えながら、スタッドレスタイヤを装着している車を高く売る方法について考えてみたいと思います!

では、早速見ていきましょう。

スタッドレスタイヤの寿命について

まず、スタッドレスタイヤを装着している車を買取査定してもらうと一口に言いましても、スタッドレスタイヤの状態によっても査定の内容は異なってきます。

スタッドレスタイヤの寿命は、溝の深さが新品の時よりも半分以上あって、ゴムが硬化していない状態であれば、一般的には5~6年は持つと言われています。

ただ、5~6年とは言いましても、それはタイヤとしてまだ使えるという状態に過ぎません。

そもそもスタッドレスタイヤが必要になる状況というのは、寒さが厳しい地域に住んでいるか、あるいはスノーボードなどのレジャー用に利用することが多いことが想定され、そのときに最も注意をしなくてはいけないのは、路面凍結によるアイスバーンです。

そして、アイスバーンに注意しなければいけないという前提であれば、スタッドレスタイヤの寿命は2~3年といったところです。

なぜなら、スタッドレスタイヤも他のタイヤ同様、劣化が進行してゴムが硬くなってしまい、制動距離が明らかに変わってくるからです。

スタッドレスタイヤは新品で購入した時から、3年以上経過すると、どうしても制動距離が伸びてきます。

これは、路面凍結している道路を走る上では大きなリスクを孕んでいるということに他なりません。

そういった意味では、スタッドレスタイヤの寿命は極めて短いと考えておく方がいいと考えられます。

スタッドレスタイヤ装着済みの車の買い取り価格について

では、スタッドレスタイヤを装着した中古車を買い取り業者に売るというのは、あまり査定面では、期待できないのでしょうか?

実はそうとも言えません。

確かにディーラーに下取りをお願いしたり、買取業者1社だけに査定をお願いすると、スタッドレスタイヤを装着した車の買い取り価格は”それなり”になるかもしれません。

しかしながら、複数の買い取り業者に打診をしてみると状況は一変する可能性があります。

例えば、買取業者の査定員の中には、

〇条件にあった中古車を探しているお客さんがちょうどいる

〇スタッドレスタイヤの状態を見て、「売れる」と判断できる

〇スタッドレスタイヤは外して、別のタイヤ買い取り業者に売れる

などの視点でスタッドレスタイヤ装着済みの中古車を高値で買い取りを行うケースもあります。

通常であれば、スタッドレスタイヤがそれほど査定額には影響しないことがあっても、複数の業者に買い取りの見積もりを出すことで、上のような理由から高値で買い取りをしてくれる業者が出てくる可能性がグッと高くなってきます。

ちょうど下のようなイメージが分かりやすいかと思います。

複数の業者に見積もりを依頼して、車を売る方法については、「相見積もりで車を売る最も簡単な方法とは?」の記事も参考にして頂ければと思います。

スタッドレスタイヤだけを別に売る

ここまではスタッドレスタイヤの装着済みの車を売ることを前提に話を進めてきましたが、中古車の買い取りでは、新車購入時の状態に近ければ近いほど、高値で買い取りしてくれる可能性が高いのは、ご存じの通りです。

ということは、ドライバー自らの手でスタッドレスタイヤを外して、タイヤは純正のタイヤに戻して、スタッドレスタイヤは別のタイヤ買い取り業者に売るという方法もあります。

スタッドレスタイヤと専用のホイールがセットになっている場合は、自分でも簡単に外せませので、費用の持ち出しがなくて問題ありませんが、注意しなくてはいけないのが、スタッドレスタイヤが専用のホイールを使用していない場合です。

この場合は、一つのホイールに対してスタッドレスタイヤと通常しているタイヤを交換して使用していると思いますが、タイヤ取り換えのための工賃が決して安くありません。

車を売却する前に、スタッドレスタイヤを外そうと思うと、4本で6,000円~9,000円といったところでしょうか。

仮にそれだけのコストがかかっても、その費用以上にスタッドレスタイヤが高く売れれば問題はありませんが、それよりも買い取り価格が安くなるのであれば、スタッドレスタイヤを外さない方が得ということになったりすることがあります。

スタッドレスタイヤの劣化と保管について

スタッドレスタイヤの劣化が進む理由には、過酷な路面状況の道路での走行やドライバーの運転技術などが考えられますが、もう一つ「保管」という理由も考えられます。

スタッドレスタイヤは春頃に外すされて、また、次の冬まで保管ということが多いと思いますが、その保管期間の間に劣化が進むことが少なくありません。

なぜなら、スタッドレスタイヤについている融雪剤などがタイヤの劣化を進行させてしまうからです。

そのためには、保管する前に丁寧に水洗いを行ってから保管することが大切になります。

また、スタッドレスタイヤに限ったことではありませんが、タイヤは平積みで室内などの日陰での保存が基本です。

タイヤを立てたまま保管してしまうと、接地面のみに圧力が掛かってしまい、そのスタッドレスタイヤ全体の均一バランスが失われてしまいます。

スタッドレスタイヤを装着した車を売却する際は、スタッドレスタイヤの保管にも気を配ることで買取査定にプラスの影響を与えることがあったりしますので、参考にして頂ければと思います。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。