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車検が通らなかった場合・・どうすればいい?

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レトロな車や、改造車、自分で行ったユーザー車検で車検が通らないということが稀にあったりしますが、車検が通らなかったら、実際のところ、どうすればいいのでしょうか?

今回は、車検が通らなかった場合の対策とその方法について説明したいと思います。

と、その前に、車検が通らなかった場合に公道で自動車を走行することだけは絶対やめましょう!

車検が通らなかった自動車で公道を走ることは道路交通法違反になります!

【車検が通らなかった自動車を公道で走行した場合】

○道路運送車両法により6カ月以下の懲役又は30万円以下の罰金

○罰則6点

【車検が通らない=自賠責保険の有効期限が過ぎている自動車で公道を走行した場合】

車検が通らないということは、自賠責保険の有効期限も過ぎているということになります。

○自動車損害賠償保障法により90日の免停と1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金

○罰則6点

【車検が通らなかった自動車で公道走行中に捕まった場合の罰金と罰則】

車検切れ(無車検)と自賠責保険切れ(無保険)の両方で違反している場合、道路交通法施行令の附則-第九条・別表第二-に定められている通り、「違反行為の点数のうち最も高い点数(同じ点数のときは、その点数)が違反点数」となります。

つまり、車検切れ(無車検)と自賠責保険切れ(無保険)の両方で見つかった場合、

違反点数は「6点」

ということになります。

道路交通法施行令附則~別表第二~
<中略>、同時に二以上の種別の違反行為に当たるときは、これらの違反行為の点数のうち最も高い点数(同じ点数のときは、その点数)によるものとする。

参考/道路交通法施行令

ただし、車検切れ(無車検)と自賠責保険切れ(無保険)の両方の違反に加えて、「特定違反行為に付する基礎点数(危険運転や酒酔い運転)」と「違反行為に付する付加点数(交通事故の場合)」などがあると、違反点数の最大値はさらに高くなりますので、ご注意ください。(詳細は下記の「車検切れの自動車で事故を起こした場合」を参照)

そして、違反点数と行政処分は下記の通りとなっています。

免停期間前歴なし1回2回3回
30日6~8点
60日9~11点4~5点
90日12~14点6~7点2点
120日免許取消8~9点3点2点
150日免許取消免許取消4点3点
180日免許取消免許取消免許取消免許取消

前歴なしで30日の免停期間、免停期間が過去に1度あれば、60日の免停ということになります。

〇罰金について

違反点数では、どちらか一方の高い点数が課されるという法律がありますが、罰金については、車検切れ(無車検)と自賠責保険切れ(無保険)の両方の違反が問われることになりまして、理論上は80万円が最大となります。

ただし、初犯(前歴なし)や度重なる違反ということでもなければ、20~30万円程度で済む場合がほとんどです。(書類上は、略式命令で受けるということになります。)

車検切れ車両の取り締まり強化について

車検切れ及び自賠責保険切れ状態のいわゆる無車検・無保険の自動車の運転については、2014年頃から国土交通省が「取り締まり・摘発・検挙を強化」することを表明していまして、これまで見逃されていた無車検運行も今後は、かなり取り締まりが厳しくなることが予想されます。

具体的には、保険加入状況管理データとナンバー読み取り装置による取り締まり(2017年から本格的に実施)、民間の事業者などとの連携しての摘発、警察の街頭検査による検挙、車検切れ・自賠責保険切れの通報窓口の設置、国土交通省による立入検査・指導やハガキ送付などを実施しています。

詳しくは、「車検切れの取り締まり・摘発・検挙を国土交通省が引き続き強化中」をご覧ください。

無車検車は一旦、放置してカーリースを利用する

では、ここから車検が通らなかったときの対策について説明していきたいと思います。

まず最初に説明する方法は、「カーリース」になります。

この方法は、車検が通らなかった・・自動車を一旦、保管しておくことにし、普段の生活の自動車では、「カーリース」を利用するというものです。

カーリースの魅力は何と言っても、その手軽さと料金プランの明確さにありまして、メンテナンスや税金、車検費用なども不要なのはもちろん、さらに自分の好きなリース期間も設定できるので、気軽にはじめることができます。

例えば、カーリース最大手の「【コスモ石油公式】スマートビークル 」では、車の種類にもよりますが、月々3万円前後から、車をリースすることができます。

検討する価値は十分ある方法の一つだと思います。

車買い取りサービスを利用して、愛車をチェンジ!

車検が通らなかった自動車だからと言って、売れないかどうかは、また別の問題です。

ご存知の通り、中古車買い取りを事業として行っている会社の仕事は、中古車を買い取り、車検に通るようにお金をかけて自動車の修理を行い、他の人が欲しいと思えるような中古車として、販売し直すことです。

そう考えますと、自分の手で、車の修理工場へ車を持ち込み、車検に通るようにお金をかけて修理して・・というより、それらの作業も含めて、業者に任せて売ってしまい、新しい車に乗り換えた方がどんなに簡単だろうか・・というのは、ご想像の通りです。

とは言いましても、”足もと”を見てくるような中古車買い取り事業者に”安値”で自分の愛車を売ってしまう羽目になるのだけは、避けたいところではないでしょうか。

そこで、信頼できる中古車業者により高い値段で車を売却したいというきに、価値を発揮するのが「自動車買取の一括査定サービス」になります。

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もちろん、買取後の中古車購入もできたりしますので、短期間でも安心して車の買い替えをすることができます。

もしも、車が予想外に高く売れたら・・・?

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。