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軽自動車へ買い替えをするときのメリットと注意点のまとめ

家族構成の変化、転勤や転職、生活スタイルの変化、その他の経済的な理由などから、軽自動車へ買い替えを考える方もいらっしゃると思います。

そこで、今回は軽自動車へ車の買い替えをするときのメリットと注意点についてまとめてみたいと思います!

軽自動車へ買い替えるメリット

軽自動車といえば、車検や税金が安くなるということはご存知の方も多いですが、軽自動車のメリットは、それだけではありません。

編集部で軽自動車のメリットを一覧にしてみましたので、下記の表をご覧ください。

軽自動車のメリット内容
1車検費用が安い
2保険料が安い
3税金が安い
4高速道路の料金 が安い(普通車の約2割引程度)
5燃費が良い
6フットワークがよく、運転しやすい
7車庫証明が不要(地域による)
8登録の際に印鑑証明や実印も不要
9バッテリー、タイヤなどの消耗パーツ類が普通車に比べて安い
10駐車スペースを取らない

任意保険の保険料や高速道路の料金、燃費などのコスト面でのメリットが受けられる他、登録手続きが簡単という点は、何かと手続きが煩雑になりがちな車の買い替えでは、メリットと言えるでしょう。

また軽自動車に限ったことではありませんが、車の買い替えそのものには、一般的に下記のようなメリットが考えられます。

買い替えポイント
お金・古くなると車検代が高くなる
・古くなると修理代がかかりやすい
・古くなると買い取り価格や下取り価格が下がって損をする
手間・面倒・古くなると修理に出すのが増えて、その分だけ手間がかかる
・古くなると故障したりして、代車に変更など面倒が増える
老朽化・経年劣化への不安・古くなると隠れた不具合が出てきそうで不安
・古くなると原因不明の異音や違和感があり心配
・古くなると万一、運転中に何かあったら怖い
保証やアフターサービス・古くなるとメーカー保証が切れてしまって何かあったら心配
・古くなると販売店の保証が切れてしまい心配
見た目・外観・周囲の目・古くなると今の車の小さな擦り傷やへこみが気になる
・古くなると近くの駐車場に古い車がなく、自分だけ古い車に乗っていることが恥ずかしい
気持ち・新車や年式が新しい中古車の方が気持ちいい
・最新の車の機能を楽しめる
・車はファッションと同じで楽しくないと意味がない
・新しい車の方が事故対策などセキュリティがしっかりしてそう

ちなみに下記は、当サイトの編集部のスタッフの中型自動車と軽自動車の毎年のコストをざっくりと比較した表ですが、ランニングコストがかなり違うのがお判りいただけるかと思います。

自家用車中型乗用車(1,000~1,500cc)軽自動車
自動車税(年間)34,500円7,200円
任意保険/11等級(年間)28,650円23,420円
ガソリン代(年間)36,000円20,000円
消耗品(オイル交換など/年間)20,000円15,000円
駐車場代(年間)5,000円×125,000円×12
合計184,150円130,620円

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軽自動車へ買い替えるデメリット

では、軽自動車へ買い替えをするときのデメリットも見ておきたいと思います。

軽自動車のデメリット内容
1パワーが小さいため坂道や雪道などが大変
2荷物を乗せるスペースが少ない
3大人数を乗せるのには不向き
4事故が起きたときの安全性が低い
5普通車に比べると車内が狭い

軽自動車のデメリットとして挙げられるのは、収納性や居住性、事故があったときのリスクになります。

ただ、事故があった時のリスクを除けば、ドライバーの方の生活スタイルや価値観などによっては、デメリットと感じない人もいるかもしれません。

例えば、大人数で乗ることがなかったり、細い道路での運転が多い地域に住んでいたりすると、むしろ、軽くて小回りが利く軽自動車の方がいいという方もいらっしゃると思います。

軽自動車へ買い替えるときの注意点

軽自動車へ買い替えることはデメリットはあるものの、購入後のコストメリットが大きく、買い替えた方がお得になるケースが多いですが、買い替えのための費用も慎重に検討する必要があります。

例えば、今、年間の維持費が20万円近く掛かっている車から年間維持費が10万円になる軽自動車へ買い替えを行ったとします。

軽自動車の購入代金と前の車の売却代金を調整した後に支払った買い替え費用として、50万円を持ち出したとします。

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そうすると、年間の維持費が10万円安くなったとしても、買い替え費用に掛かった50万円を回収できるのは、6年目以降ということになります。

ただ、これは買い替え前の車が、故障などをしなかった場合ですから、実際には車は古くなればなるほど、経年劣化と言うべき修理などのコストが増えることが多いので、4年から5年程度で買い替えの費用は回収できることが多いでしょう。

軽自動車に買い替えるときのローンについて

もし、今乗っている車のローンが残っている場合は、そのローンをどうするのかということと、そして、新しく購入する軽自動車のローンについても確認しておく必要があります。

※ローンが残っていなくて、購入予定の軽自動車を現金一括で購入する場合は、読み飛ばしてください。

ローンが残っている車を売るには、幾つの方法が考えられます。

〇ローンの残りを先に支払ってから、車を買い替える

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車のローンにはいくつかのタイプに分けられますが、車を担保にしている場合は、ローン会社やディーラーなどが所有者になっていることがあるかと思いますので、まずはローンの残高を支払って、車の所有権の解除を行う必要があります。

〇車の売却代金から支払う

ローン会社などに事情を説明して、これまで乗っていた車の売却代金から支払うという方法になります。

ローン会社によっては不可の場合もあり得ますので、事前に確認が必要になります。

〇車の買い替えと一緒に、ローンも乗り換える

中古車買取店やディーラーの中には、前の車のローンを次の車にそのまま上乗せしてくれる会社もあります。

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この方法であれば、ローンの支払いについて、それほど考える必要はありませんが、ただ、金利の条件などが不利になったりすることがありますので、注意が必要です。

ローンが残っている車を売却する手順についてもっと詳しく知りたいというときは、「ローンが残っている車を売る手順とお得な方法」の記事も参考にして頂ければと思います。

軽自動車に買い替えるときの必要書類について

普通車に比べると軽自動車が手続きが簡単であることは上で説明させて頂きましたが、それでも、車を買い替えるときには様々な書類が必要になってきます。

そこで、軽自動車に買い替えることを決めたときに必要になる書類を下記にまとめてみました。

中古車買い取りの際の必要書類内容
車検証車検証がないと、運転することはできませんが(道路運送車両法違反)、売却することはできます。なお、紛失した場合は運輸支局で再発行してもらいます。
自動車納税証明書自動車税を支払ったことを証明するための納税証明書です。紛失した場合は、登録した運輸支局で再発行してもらいます。
自賠責保険証明書自賠責保険の保険料を支払ったことを証明する書類です。紛失した場合は、保険会社で再発行してもらいます。
リサイクル券リサイクル料を支払った事を証明する書類です。見当たらない場合は、自動車リサイクルシステムのサイトから再発行できます。
保証書新車、中古車問わず、保証期間内であれば、保証書があるはずです。なお、保証書を紛失した場合は、購入した販売店に再発行をしてもらいましょう。
取扱説明書車の取扱説明書のことです。新車の場合は必ず貰っているはずですが、中古車の場合は、ない場合もあります。なお、紛失した場合は、メーカーのホームページからダウンロードすることができます。
整備手帳これまでの定期点検の記録を記載した手帳のことです。再発行は不可となっています。

車の買い替えをスムーズに進めるためには、必ず必要になってきますので、参考にして頂ければと思います。

軽自動車に買い替えるときの車の売却について

軽自動車への買い替え費用を少しでも安く抑えるためには、これまで乗っていた車をどこに売却するのかということも重要なポイントになってきます。

車を買い替えるときに、これまで乗っていた車をディーラーに下取りに出すというのは最もよくある方法の一つですが、ディーラーだけにしか見積もりを取らないというのは、損をしてしまう可能性が少なくありません。

折角、コストが下がる軽自動車へ乗り換えるのであれば、買い替え費用もできるだけ安く抑えたいところです。

そこで、重要になってくるのが、ディーラーへの下取りの見積もりに加えて、買い取り一括査定サイトなどで複数の会社に見積もりを依頼することです。

複数の会社に見積もりをしてもらうことで、ディーラーだけに見積もりしてもらうよりも、高い価格で今の車を売却できる確率がグッと上がります。

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車を売却するまでに少し手間や時間はかかりますが、軽自動車の買い替え費用を安く抑えるためだけでなく、損をしないで済むことになると思います。

まとめ

「軽自動車へ買い替えをするときのメリットと注意点のまとめ」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

軽自動車への買い替えをスムーズに行うには、買い替える軽自動車が今の自分のライフスタイルにあっているかどうかを確認して、そして、買い替え費用を安く抑えるために少しでも高く今の車を売却することが大切になってくることは、お分かり頂けたのではと思います。

軽自動車への買い替えの参考にして頂ければ、幸いです。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。