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車のアクセルを踏んでもスピードが出ない・・車が進まない原因と修理・交換にかかる費用のまとめ

車のどこかが故障しているのか、アクセルを踏んでも加速しない・・

車を停車後、発進しようとするとアクセルが重くて、 速度が出ない・・

昨日から突然、アクセルの調子が悪く、車が走らない・・

車に乗っていると、アクセル絡みのトラブルで上記のような症状に遭い、「どうなっているのか、分からなくて不安だ・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は車のアクセルを踏んでもスピードが出ない・車が進まないといった状況になる原因とその修理や交換にかかる費用について説明していきたいと思います。

早速、見ていきましょう。

アクセルを踏んでも車のスピードが出ない原因

原因の説明に入る前に、アクセルを踏んでからエンジンが始動して、タイヤが動き出すまでについて、まずは、ざっくりとその仕組みをご覧ください。

現在、日本を含め欧米の自動車メーカーが作っている車は、ご存知の通り、車両全体の動きの多くを電子機器やソフトウェアで制御していまして、例えば、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)や各種センサーにより、車が今どういう状態にあるのかを細かくチェックして、それをもとに、エンジンを動かすという仕組みになっています。

そして、これから説明するアクセルを踏んでも車が進まないというトラブルも、そういった電子機器の故障やエンジン回りにトラブルを抱えていることが少なくありません。

では、実際にどんな原因が考えられるか見ていきましょう。

〇電解コンデンサの不具合

自動車の動力性能をコントロールしているコンピュータには、様々な電子基板が使用されていますが、その中に「電解コンデンサ」と呼ばれる電子部品があります。

そして、この電解コンデンサが寿命などが原因で「液漏れ」を起こして、それが基盤そのものや他の電子パーツに損傷を与えていることがあります。

その結果、自動車の頭脳であるコンピューターに異常電流などが発生することにより、アクセルを踏んでもエンジンが始動しなくなったり、特定の条件下でアクセルが急に重くなって車が進まないとった症状を生み出してしまいます。

〇各種センサーの故障

自動車の司令塔がECUであれば、その司令塔の目となり、目まぐるしく変わる状況を確認するコーチのような役割を果たすのが各種センサーになります。

では具体的にどんなセンサーがあるかと言いますと、下記のようなセンサーが車には搭載されています。

センサーの種類機能
スロットルポジションセンサースロットル開度を検知するセンサー
エアフロメーターエンジンを電子制御する際の入力情報としてエンジンへの空気吸入量を計測する装置
車速信号
ジャイロセンサー
加速度センサ
車両の速度を検出
バキュームセンサー吸気マニホールドの圧力(絶対圧)を電気信号として取り出し、コントロールユニットに入力する
クランク角センサークランクシャフトの回転角を上死点基準で検出するセンサー
吸気温センサーエンジンが吸入する直前の吸気温度を検出するセンサー
水温センサーエンジンの冷却水温度を検出し、コントロールユニットへ信号を送るセンサー
ノックセンサー異常燃焼のひとつである「ノック(ノッキング)」を検出するためのセンサー
空気圧センサータイヤの空気圧の検出

そして、アクセルを踏んでも加速しない場合、上記のいずれか一つあるいは、複数に渡って故障しているということが考えられます。

例えば、スロットルポジションセンサーに異常が発生すると、アイドリングが不安定になったり、エンジンの回転数に異変が起きてしまい、その結果、アクセルを踏んでも自動車が十分に、その動力性能を引き出せないといったことが起こります。

また、エアフロメーターに故障がある場合は、車の発進時の加速性能が低下したり、エンストを起こしやすくなったりすることがあります。

〇各種システムのトラブル

2000年代以降、世界的に自動車のソフトウェアの高度化が進み、「車線逸脱警報システム」や「誤発進抑制機能」、「自動ブレーキシステム」など様々なシステムが実装されています。

ソフトウェアにトラブルが発生するというのは可能性としてはかなり低いですが、それらのシステムを支えるカメラやレーダーなどのハードウェアに故障があった場合は、アクセルを踏んでも、車が思うように加速しないということが起こったりします。

〇エンジンのトラブル

トラブルが起きるのは、電子機器だけではありません。

例えば、エンジンの点火系のトラブルとして少なくない、スパークプラグ、プラグコード、イグニッションコイルなどと呼ばれるパーツが故障して上手く点火ができていない場合、アクセルを踏んでも、急に車の動きが悪くなることが起こったりします。

また、ピストンリングに問題が発生すると、エンジン内での圧縮に異常をきたし、車の加速がスムーズでなくなったり、振動や異音が起こったりするようになります。

〇ATFが原因の不具合

トランスミッションとエンジンをつなぐトルクコンバーターには、ATF=オートマチックトランスミッションフルードと呼ばれる専用のオイルが使用されておりまして、このATFが漏れていたりすると、エンジンに動力を伝えることができなくなってしまいます。

メンテナンス不足やアクセルの”ベタ踏み”が多い人によく見られる原因の一つです。

この場合、故障の症状としては、ATミッションから焦げたような臭いで異臭がしまして、車が動かなくなってしまうような危険な兆候ですので、すぐに修理屋さんやディーラーなどに状態を確認してもらいましよう。

〇タービンブロー

排気量は少なく、でもパワフルな動力性能を発揮するという優れた性能でコンパクトカーなどで採用が多い「ターボチャージャー」

そのターボチャージャーに見られるトラブルに、タービンブローと呼ばれる症状がありまして、エンジンオイルの劣化やメンテナンス不足による焼き付き、異物吸入、破損等が原因となり、アクセルを踏んでも加速しないというケースがあります。

エンジンからの異音やマフラーから白煙が上がるなどの症状も表れることが少なくありません。

上記以外にも、アクセルを踏んでも加速しない原因には、様々なものがありまして、簡単なケースではオイル交換などで済んでしまうといった場合もあります。

その点も含めて、続いては、アクセルを踏んでも加速しないときの修理費用や交換費用の目安について見ていきましょう。

アクセルを踏んでも加速しないときの修理や交換費用の目安のまとめ

アクセルを踏んでも加速しない原因には実に様々な原因とその対応策が考えられまして、具体的に、その内容と費用感を表にまとめましたので、下記にてご覧ください。

修理箇所料金の目安
オイル交換1,000円~3,000円前後
タペット調整費5,000円~10,000円
ウォーターポンプ交換費用10,000円~30,000円
オルタネーターベルト交換1,000円~
オルタネーター交換45,000円~
ベアリング交換1,500円~
ステアリング交換3,500円~
サスペンション交換20,000円~
ドライブシャフト・ブーツ交換9000円~
パワステギアボックス修理・交換70,000円~
パワステポンプ交換30,000円~
パワステコントローラ交換70,000円~
ターボーチャージャー交換80,000円~
クラッチ交換60,000円~
コンプレッサー交換50,000円~
ATミッション交換200,000円~800,000円
エンジン交換400,000円~1,000,000円
ECUやコンピューターの修理・交換100,000円~
工賃(人件費)別途

どれか一つで済む場合もありますし、また、上記の幾つかが重なる場合もありますので、修理代金や交換費用は、その原因によってかなり開きが出ることがあるというのをお分かり頂けるかと思います。

なお、パワステやエンジン、ミッション、ECUやコンピューターの修理・交換に発展する場合は、リビルト部品や程度の良い中古部品などで交換をしたとしても、それでも修理費用はかなりの高額になることを覚悟しておく必要があります。

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まとめ

「車のアクセルを踏んでもスピードが出ない・・車が進まない原因と修理・交換にかかる費用のまとめ」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

自動車の最も重要なパーツの一つであるアクセルに不具合が起きるというのは、走行距離や年数次第ではありますが、他の箇所にも不具合や故障が発生している可能性は決して低くはありません。

走行距離が長くなっていたり、車の運転の仕方や運転していた環境などにより、「寿命」を迎えている可能性もありますので、修理費用にもよりますが、車の買い替えなども天秤にかけながら、冷静に検討したいところです。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。