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車のライトが暗い・・LEDなのにチカチカ・・ライトが故障する原因と修理費用のまとめ

最近、車のヘッドライトが以前より暗い気がする・・

車のライトをLEDに変えたばかりなのに、チカチカ点滅する・・

夜間走行や暗路走行のセーフティドライブに欠かせない自動車のライトですが、上記のようなライトのトラブルが急に発生して困っている・・・というドライバーの方もいるのではないでしょうか。

自動車の照明トラブルの多くは電球切れが原因ですが、中には予想外の大がかりな修理に発展する可能性もある電気系統のトラブルや配線トラブルが原因というケースもあったりします。

そこで、今回は自動車業界の片隅で働く筆者が「自動車のライトに関するトラブルの原因とその修理費用や解決方法」などについて説明していきたいと思います。

早速、見ていきましょう。

車のライトが点灯不良になる原因

自動車にはご存知の通り、ヘッドライト、ブレーキランプ、スモールランプ、テールランプ、フォグランプ、バックランプ、ナンバー灯など車内、車外を照らす照明パーツが数多く実装されています。

そして、そのライトの種類も白熱電球がまだ数多く使用されている一方で、最近は寿命が長いLEDなども広く自動車の照明パーツとして採用されるようになってきました。

また一部の照明パーツは、高度にプログラミングされたソフトウェアやそれと連動するレーダーやセンサーなどのハードウェアとも関係が深くなっていることから、ライトを点けるという動作やトラブルも複雑さを増しているというのが現状です。

そうした現状を踏まえた上で、では車のライトが点灯不良になる原因には、どんなものがあるのかということを見ていきましょう。

車のランプやライトの球切れ・寿命・点灯不良

家庭やオフィスで使用される電球と同じように自動車のランプやライトもその寿命を迎えると起きる「球切れ

従来の白熱電球は寿命が短く、寿命が近づくにつれて、ガラス部分が黒くなり電球が薄暗くなっていましたが、最近のハロゲンランプやHID(高輝度放電灯)は、製品寿命も長くなり、ガラス部分が黒くなることもなく、明るさを長時間、維持できるタイプが増えてきています。

またLEDランプはご存知の通り、寿命が長く、照明性能で言えば10年以上もの間、問題なく使用できる場合もあるほどです。(使い方次第で多少変動あり)

ただ、LEDランプは明るさ以外に寿命を迎える可能性がありまして、それが内部の絶縁物の経年劣化など(熱劣化など)による「絶縁性能の低下」です。

絶縁性能の低下は、発煙、発火、感電の原因となる可能性があることから、10年前後が交換の目安とされています。

LEDの寿命は4万時間(10年)といわれていますが、照明器具の寿命も4万時間ということでしょうか?
照明器具の寿命は環境によっても左右されるので、一律に4万時間とは言えません。
長期間経過すると、外観に異常がなくても、内部の絶縁物の経年劣化など(熱劣化など)により絶縁性能が低下し、まれに「発煙、発火、感電」等の原因になることもあります。照明器具の点検・交換時期の目安は8年から10年をおすすめしています。

参考/一般社団法人 -日本照明工業会-

また、ライトには「寿命」以外にも様々な原因で照明トラブルを起こす可能性がありまして、それらをまとめたものが下記になります。

原因症状
器具で指定された消費電力を超えてランプを使用明るさ低下・ちらつき・点灯不良
分解や改造ちらつき・点灯不良
高温下での連続使用ちらつき・点灯不良
規定の電圧や周波数以外での使用ちらつき・点灯不良

よくあるケースとしては、純正品以外のLEDランプを導入したところ、ライトがチカチカと点滅するようになったり、暗くなったりするというケースです。

そうしたケースのほとんどは、規格を超えて使用しているというもので、心当たりがある場合は、交換したライトが規格に沿った使い方になっているかどうかをまず最初に確認しましょう。

車の配線トラブルによる点灯不良

参考/モノタロウ

車のライトの寿命を簡単に確認するには、フィラメントを見たりする方法以外に、左右の電球を換えてチェックするという方法が知られていますが、それを試したときに切れていたはずの電球が点灯するという場合、配線トラブルの可能性があります。

配線トラブルの代表的なものとしては、ヒューズやリレーの不良、断線や結線ハズレなどがあります。

※ヒューズは、自動車の電気回路に過電流が流れた時に、電気回路を遮断して通電を阻止し、発火や溶解を防ぐという大切な役割を果たしているパーツのこと。

※リレーとは、ライトなどの電装品のオン・オフを切り替えることが出来る継電器(スイッチ)のこと。

ヒューズやリレーは例えればエンジンオイルのような「消耗品」なので、他に特別な原因がなければ、交換後、元通りライトは点灯するでしょう。

断線や結線ハズレは、交通事故や車両点検スタッフによる不手際などが原因で起こりまして、配線ラインを目視やテスタで確認したりすることで、該当箇所を修理する必要があります。

また、輸入車などで、ディスチャージランプやLEDを採用したヘッドライトに独自の配線システムを設定しているタイプの場合は、専用テスタなどで点検して修理が必要になることもあります。

なお、断線や結線ハズレは放置しておくと最悪の場合、車両の火災などを招いてしまう可能性がありますので、電球を交換しても点灯不良が解決しないときは、なるべく早く専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。

車の電気系統のトラブルによる点灯不良

電球、配線トラブルにも異常が見られないのに点灯不良が続くという場合、自動車の各種ライトやランプへ電力を供給している電気系統のトラブルという可能性もあります。

具体的には、バッテリーやオルタネーターがそれに該当します。

ご存知の通り、バッテリーはガソリン登録車であれば、走り方次第ではありますが、2~5年前後で一度、交換のタイミングがやってきまして、特に悪路を走行することが多かったり、バッテリーの品質があまりよくないと、「2年」で交換なんていうことも”ザラ”にあります。

そして、そんなバッテリーが寿命に近づいている状況では、電力の供給が不安定になり、ライトの点灯不良が起こりやすくなります。(状況が深刻化すると、点灯不良だけでなく車そのものが動かなくなります)

写真出所/古河電池

また、バッテリーが原因の場合、寿命の他に、一時的に充電不足状態にある「バッテリー上がり」の可能性もあります。

具体的には、バッテリー上がりを起こす要因として下記のような車の使い方が挙げられます。

バッテリー上がりを起こす車の使い方
普段から渋滞での走行が多い
普段あまり車を使用しない
1度に走行する距離が少ない
夜間の走行がほとんど
雨の日や雪の日しか車を使用しない
後付けのオーディオ機器など消費電力の大きな電装品を使用している
エアコンの使い方が極端
急ブレーキや急なアクセルの踏み込みが多い
後付けしたバッテリーの容量が小さい

バッテリー上がりは一時的に電力が不足している状態ですので、充電をすればバッテリーとしては機能を果たすことができます。

バッテリーは数年の間に寿命を迎えたり、トラブルが起こる可能性がある一方で、オルタネーターは従来に比べて製品としての耐久性が著しく向上しておりまして、寿命までは10年~20年程度の時間の猶予があります。

ただ、オルタネーターが寿命を迎えるまでにトラブルが発生しないということではなく、例えば、オルタネーターを機能させる上で必要なベアリングやプーリー、レクティファイヤ-、ICレギュレ-タ-などに問題が発生していると、電力供給にもトラブルを引き起こす可能性はないとは言い切れません。

制御系システムのトラブルによる点灯不良

近年の自動車にはドライバーや乗員の安全を確保するために様々な安全技術が搭載されていますが、中には道路の周囲やカーブの先を夜間でも見やすくするための様々な制御系システムが搭載されている車もあります。

例えば、対向車や歩行者へのまぶしさを抑えながら、ドライバーの視認精度を高めるナイトビジョン(暗視装置)やカーブを曲がるときにステアリングの切れ角や車速を感知し、ヘッドランプのロービームの照射方向を曲がる方向に向けることで、視認性を確保するAFS(アダブティブ・フロント・ライティング・システム)などがあります。

そうした洗練された制御系システムを支えるソフトウェアに問題が発生するということは極めて可能性は低いですが、センサーやカメラなどのハードウェアが故障したときに、点灯不良が起きるということがあります。

具体的には、赤外線を利用した暗視センサー(カメラ)やステアリングの舵角センサー、車輪速センサーなどがそれにあたりまして、事故や経年劣化などがきっかけでトラブルが発生するということがあります。

点灯不良を放置しておくと、罰金を課せられたり、車検が通らない?

では、続いては点灯不良の交通違反と車検について見ていきたいと思います。

まず車検の方からですが、ライトが正常に点灯するかどうかが点検対象となっているのはもちろん、電気の配線やバッテリーなども車検の点検基準となっています。

実際に国土交通省が出している道路運送車両の保安基準から引用してきましたので、確認してみましょう。

 道路運送車両の自動車点検基準
灯火装置及び方向指示器点灯又は点滅具合が不良でなく、かつ、汚れ及び損傷がないこと。
バッテリターミナル部の接続状態
電気配線接続部の緩み及び損傷

出所/自動車点検基準 -国土交通省-

続いて、点灯不良の交通違反も確認しておきましょう。

警察に検挙されてしまいますと反則金6000円、違反点数1点が適用されてしまいます。

 反則行為の種別及び反則金/交通違反の点数
無灯火違反6000円(普通乗用車)
減光等義務違反6000円(普通乗用車)
整備不良/尾灯等1点(普通乗用車)

出所/警視庁

警察に検挙されないためにも、ライトの異変を発見次第、適宜、修理しておきたいところですね。

ライトの点灯不良の修理にかかる費用について

では、続いてはライトの点灯不良の修理・交換に伴う費用について見ていきましょう。

ここまでの説明でご覧いただきました通り、点灯不良の修理にあたって、電球交換やヒューズ交換だけで済むのか、あるいは、その他のパーツの修理・交換に及ぶのかで、その費用感は大きく異なってきます。

修理箇所料金の目安
バッテリー交換10,000円~30,000円前後
各種ライトの修理・交換3,000円~
各種配線の修理・交換(ヒューズ・リレーなど)5,000円~
各種センサーの修理・交換10,000円~
オルタネーター交換45,000円~
各種コードの修理・交換5,000円~
ECUやコンピューターの修理・交換100,000円~
工賃(人件費)別途

また、一部の輸入車など車の種類や部品によっては、交換に必要な工具に特殊な工具を要求されたりなど、部品よりも技術料や工賃の方が高額になるケースが少なくありませんので、上記はあくまで参考値としてご覧頂ければと思います。

なお、ECUやコンピューターの修理・交換に発展する場合は、リビルト部品や程度の良い中古部品などで交換をしたとしても、それでも修理費用はかなりの高額になることを覚悟しておく必要があります。

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まとめ

「車のライトが暗い・・LEDなのにチカチカ・・ライトが故障する原因と修理費用のまとめ」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

自動車の安全運転に欠かせない「ライト」の不具合は、原因によっては緊急性を伴うことから、早め早めの対応が望まれます。

また、走行距離が長くなっていたり、発売からかなりの年数が経過している車の場合、広範囲に渡って「トラブル」を抱えている可能性もありますので、修理費用にもよりますが、車の買い替えなども天秤にかけながら、冷静に検討したいところです。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。

監修者:浅井美津子

自動車・不動産などの売買契約業務から会計業務まで、長年にわたり幅広く従事。保有資格である販売士1級・宅地建物取引士(免許番号:941700070)・簿記1級を活かし、社会問題から生活に関わる話題などについて、独自の視点で執筆活動も行っています。