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新車を買い取り業者に半年や1年で売るのは損か得か?

新車を購入するときは、車選びから納車の日まで、その後のカーライフのことを思い浮かべると、とても気分がワクワクしたりしますよね。

しかし、半年や1年が経過すると、思ったより毎月の車のローンが大変だったり、急にお金が入り用になったり、車に思ったほど乗らなかったという理由で、新車を手放した方がいいのかな・・・と悩む方もいらっしゃるかもしれません。

また一方で、「でも半年で買い替えるとなると、早すぎる気がしてためらうってしまう・・・」と迷ったりする方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、今回は新車を半年や1年で売ることが果たして損なのか、得なのかということについて迫ってみたいと思います。

5年ローンで購入した200万円の新車を売る

それでは、早速、実際の数字をご覧いただきながら、検証を進めていきたいと思います。

下は例として、200万円の新車を金利5%の5年ローンで組んだ場合のイメージです。

case

頭金はないものとして、5年間での支払総額は2,264,548円で200万円の元金に対してのローンの負担額は累計約26万円で、月々の返済額は37,742円の支払いになります。

そして、ローンの支払いを終える5年後に売却した時は、仮に半額の100万円で売却できたとしますと、売却したときの損失は100万円ということになります。

それでは、この新車を何らかの理由で6ヶ月後の半年後に売却して、100万円の中古車を5年ローンで購入して、乗り換えた場合を見てみましょう。

それが、下のイメージになります。

case2

半年でどれくらいの値段で売却できるのかということは、車種や車の状態によりますが、ここでは、一旦、25%下がったことにして、150万円で売れたと仮定します。

そうなると、半年間乗って出た売却損は約50万円、売却までのローン返済が約22万となります。

そして、新たに今度は、100万円の中古車を金利5%の5年ローンで購入したとしますと、その支払総額は1,132,274円、月額では18,871円の支払いになります。

それでは、ここで新車を5年乗り続けた場合と、半年で売却した場合を比較してみましょう。

まず、売却に伴う損失は半年で売却した方が圧倒的に少ないことが分かります。(5年後に売却すると100万円、半年後だと50万円で済みます)

車は人気車では値下がり幅は緩やかにはなるものの、一般的には年式が古くなればなるほど、買取の価格は安くなる傾向にあります。

では、月々の返済はと言いますと、こちらも中古車購入後は元々の元金が大きく下がりますので返済額はかなり安くなりまして、新車を乗り続けた場合と中古車に乗り換えた場合を比較してみると、約20,000円の差が出ていることが分かります。(新車を乗り続けた場合は、月々37,000円、安い中古車に乗り換えた場合は月々18,000円)

では、金利5%の5年ローンで購入した200万の新車を1年後に売却して、その後、100万円の中古車を購入したケースも見てみましょう。

case3

1年経過したということで、もうすこし値下がり率が増加したと仮定して、売却代金は140万円としました。

この場合は、損失は60万円、そしてそれまでのローン返済額は約44万程度になります。

半年後に売った場合と1年後に売った場合を比較しますと、売却代金については10万円の損失の拡大と、それまでのローン返済が22万円増加しているのが分かります。

ここまでご覧いただきました例は、あくまでシュミレーション上の話で、車種や車の状態、景気の状態などにより、売却代金などは異なってきますが、ただ、少なくとも次のことは言えそうです。

〇売却損を少なくするなら、売るのは早ければ、早いほうがいい

〇月額の支払いを軽くするには、元金を減らすために買く買い替えた方が楽になる

なお、参考までに自動車ローンの金利負担と支払年数を下記の通り、表にしてみましたので、参考にしていただければと思います。

自動車ローンの金利/5年払い3%5%8%
車両価格50万円月額/8,984円
総額/539,061円
月額/9,436円
総額/566,137円
月額/10,138円
総額/608,292円
車両価格80万円月額/14,375円
総額/862,497円
月額/15,097円
総額/905,819円
月額/16,221円
総額/973,267円
車両価格100万円月額/17,969円
総額/1,078,121円
月額/18,871円
総額/1,132,274円
月額/20,276円
総額/1,216,584円
車両価格150万円月額/26,953円
総額/1,617,182円
月額/28,307円
総額/1,698,411円
月額/30,415円
総額/1,824,875円
車両価格200万円月額/35,937円
総額/2,156,243円
月額/37,742円
総額/2,264,548円
月額/40,553円
総額/2,433,167円

新車を乗り続けるか、それとも安い中古車に乗り換えるか?

ここまで新車を売るということについて、説明させて頂きましたが、新車を手放すということは、それでも、ためらう・・・という人もいるかもしれません。

一度、自分が決断したことを”翻す”というのは大変、複雑な気持ちになりますし、筆者も致し方ないことだと思います。

しかし、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、経済学には、サンクコスト(埋没費用)という概念がありまして、もう少し費用が安くできるのに最初に決めたという理由で高いコストを支払い続けて損を拡大させたり、途中で修正できたのに、それをしなかったために最終的にコスト負担が重くなるという考え方です。

よく引き合いに出されるものとして、国や政府が10年前に予算を決めて、何か大きな建造物を作りはじめたが、途中で経済状況が変わり、出来上がった頃にはもう採算が全然取れなくなってしまうといったケースがあります。

最近は、サンクコストの概念も浸透してきましたので、そうしたことが明らかになった場合は、途中で計画そのものをやめてしまうことも少なくありません。

なぜなら、予定通り最後まで計画を実行すれば、完成はしても、損失が10億円になることが明らかな場合、計画を途中で中止して5億円の損失で済めば、途中で中止した方が損失が拡大しないからに他なりません。

サンクコストの概念で考えますと、新車を半年で売るのをためらって、今後も乗り続けるか、あるいは、すぐに売却して安い中古車に買い替えるかを考えますと、答えは、今すぐにでも安い中古車に買い換えた方が損を拡大させずに済むということになります。

特に軽自動車や人気車の場合は、新車購入時からすぐに売却すると、買い取り価格がほとんど下がらないということも少なくありませんので、まずは、下取りも含めて、複数の車買い取り業者に見積もりを取ってもらうことから始めてみるというのは、十分に検討する価値があることだと思います。

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著者:伊澤仁志

自動車業界の片隅で働くエンジニア。これまでハードウェアやソフトウェアの開発だけでなく、ネットや実店舗での営業販売、マーケティングなどの仕事に関わってきました。現在はシステム設計をおこなう傍ら、ウェブメディアを中心に執筆を行っています。